大規模な修繕工事の流れ

大規模な修繕工事の流れ

工事中の建物

大規模修繕工事は、様々な工事を組み合わせた、一大プロジェクトです。期間も長く、費用も巨額なので、大規模工事を行うためには、様々な人との間に協力関係を構築する必要があります。大規模修繕工事の第一歩は、「居住者説明会」です。工事の対象となる建物に住んでいる人達に向けて、工事の範囲や期間、注意点などを丁寧に説明します。大規模修繕工事に限らず、工事というのは、住民の協力なしには行うことはできません。住民と良好な関係性を取り結ぶことが重要です。説明会を行った後は、事務所や休憩所、仮設トイレなどの設置を行います。工事を担当する作業員が快適に過ごせるように、細かな部分にまで目を向けることが大切です。事務所や休憩所を設置した後は、足場を設置して、その周囲をシートで覆います(塗料などの飛散防止のため)。足場を設置したら、下地やタイルの補修工事に入ります。この工程で、タイルや手すりなどを修繕します。その次は、シーリング工事や洗浄工事を行います。窓や扉の周辺に充填されているシーリング材の打ち替えを行ったり、タイルなどの洗浄を行ったりします。洗浄の次は塗装工事です。塗装工事は、さびや腐食の進行を遅らせることを主目的にしています。塗装工事の後は、防水工事を行います。廊下の防水は、デザイン性なども考慮する必要性があるため、様々な工夫を凝らして行います。防水工事が終わったら、外階段や廊下にシートを貼ります。シートを貼る際には、通行の邪魔にならないように注意することが大事です。その後は、仮設物を撤去して、検査を行い、引き渡しとなります。業者によって多少の違いはありますが、大規模修繕工事の大まかな流れはこのようになっています。

大規模に行う修繕工事

住宅

マンションやアパートなどの建物は配管設備や電気設備、外壁塗装などをしっかり維持するために大規模修繕工事を行う必要があります。大規模修繕工事を実施しなければ経年劣化で驚くほどの速度で建物が傷んでいくのです。それを防ぐために必ず一定のスパンで大規模修繕工事を実行しましょう。その大規模修繕工事を依頼する際の費用は、安く済ませようと思えばうんと安くすることは可能です。しかし、そうした低コストの修繕工事は建物を長持ちさせることを考えないものであり、近々取り壊す予定の建物で行うべきものといえます。そうしたことを鑑みるとやはり適切な仕事を行う業者に修繕してもらうべきです。こうした大規模修繕工事を行うためにはある程度の支出がかかるので、こうした予算を見込んで家賃を設定しておくといいでしょう。修繕が必要なときに突然家賃を値上げすると入居者が離れてしまうので、最初から家賃の内訳に組み込んでおくべきです。そうすることで安定して大規模修繕工事を実行していくことが出来ます。大規模修繕工事を請け負う業者の評判は重要で、過去の実績にもつながってくるので確実に確認しておきましょう。安さをアピールしてくる業者の中でも評判が悪い、あるいは存在しないなどの業者は避けた方が無難です。信頼できる地域で実績のある大手を選んで、堅実に大規模修繕工事を行っていきましょう。こうした工事を適切に行うことは、周辺住民からの信頼を得るためにも重要なことです。必ず大規模修繕工事は行うべきであることを知っておきましょう。

気を付けるべきこと

作業員

マンションを購入すると毎月管理費と併せて修繕積立金を負担することが求められることが多いですが、その積立金の出番となるのが主に10年おきに実施する大規模修繕工事です。鉄筋構造のマンションは10年くらいでは修繕の必要がないように思われがちですが、実際には日々風雨にさらされる外壁を中心にダメージが蓄積されていることが多いため、大規模修繕工事はマンション寿命を延ばすためには不可欠のイベントです。この大規模修繕工事ですが、実施にあたって気を付けるべき点がいくつかあります。以下ではそれらについて整理していきます。まず重要なことは最初にスケジュールをはっきりさせることです。基本的に大規模修繕工事の手配は管理組合が中心となって行うことが多いですが、専門家ではない住民で構成される組合で議論するだけでは無駄に時間が経過するだけということも起こりがちです。そこで管理会社とも相談してしっかりとしたスケジュールを組むことが必要です。その上で、意思決定プロセスを透明化するようにし、後から密室で業者選定を行ったといったクレームが出るリスクはなるべく低減するようにしましょう。委託先の選定にあたっては最初から特定の業者に絞るのではなく、複数の候補から見積もりを取りもっとも条件のよいところを選ぶことも重要です。大手だからと言って全面的に信頼するのではなく、マンションにあった施工プランを用意できるスペックを持ったところに依頼するのが大規模修繕工事を成功に導く秘訣です。

施工実績と種類に着目する

マンション

マンションのように人が住んでいる建物を大規模修繕する場合には、業者の選定が極めて重要です。これまでの施工実績を確認したり、アフターサービスが充実しているかを見るといいでしょう。業者の種類はさまざまありますが、豊富なノウハウや知識を持っている施工専門業者に依頼すると高いレベルでの施工が可能になります。

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マンションの大規模修繕

工事現場

マンションの大規模修繕工事を行う際に、建築士事務所をコンサルタントとして入れる場合、その能力が重要になります。コンサルタントは、単にマンションの調査診断、設計、工事監理を行うだけでなく、計画がスムーズに進むように総合的な調整能力も必要になります。

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居住性と資産価値を高める

建物

マンションは耐久性が高いとされますが、経年劣化は避けられないことから定期的な大規模修繕工事が必要です。大規模修繕に欠かせないのが外壁の再塗装です。これにより建物の防水性を高め劣化を防ぎます。ただしその効果は10〜15年程のため、この間隔でマンションの大規模修繕工事を行うことがおすすめです。

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